2014年吉林成人学位日语模拟试题及答案三
文章二
水を飲んだことのない者にいくら説明しても、水の味はわかりはしないということをよく言われる。盲目の人に色の説明をしてもわかってもらえないであろうし、冷暖自知(冷たい暖かいということは、自然とわかるものであるの意)とは、その経験をした人でなければなかなかわからないということである。
それなら、経験した人には説明さえすればわかってもらえるかというと、必ずしもそうばかりはいかない。高山の頂上に立って味わう雄大崇高な気持ちは、同じ経験をした人なら知っている。が、ある時山に登って受けた私の感動を伝えようとすれば、相手はまた別のある山に、ある時に登った感動を思い浮かべるであろう。
よしんば、同じ時に、同じ山に登った人と、その時の感動を語り合ったとしても、ふたりの連想は決して同じものではないから、語る人の感動が、微細な心の動きまで、そのまま相手に受け取ってもちえるとは限らない。
まして、これを文章に書くとなると、たとえ千万言を費やし(A)ても容易なことではない。いや千万言を費やせば費やすほど、その一語の別の連想が起こって、かんじんの感動をそのままには伝えられないのが常である。われわれは、ときにこんなよくわかっていることが、どうして相手にはぴったり映らないのかと、そのもどかしさを感じて、つくづぐ自分の表現のつたなさにあきれると同時に、ことばとは、こうも不完全なものかと、この世にただひとりある孤独をなげかずにはいられない。ことばとは実にこうした(B)ものなのである。
問題:
56.段で言われていることをまとめると、次の中のどれか
A 水を飲まない人には、水の味はわからない
B 盲目の人には、色の説明がわからない
C 経験しない人には、説明しても分かりにくい
D 経験した人には説明さえすればわかってもらえる
57.第三段の内容は、第二段の内容とどんなつながりをもっているか。次の中から適当なものを選びなさい
A 正反対の結論を出している
B 例外のあることをもとめている
C あることの二つの方面を言っている
D よりいっそう、否定的にしている
58.(A)「千万言を費やす」と、どうなると筆者は次の中のどれを言っているか
A 容易なことではない
B ますます自分の感動を伝えられなく
C 相手によく分かってもらえる
D すばらしい文章が書ける。
59.(B)の「こうした」は何を指しているのか、次の中から適当なものを選びなさ
A不完全な Bつたない
C孤独な Dもどかしい
60.筆者は、次の中のどれについて述べたものか
A説明 B文章
Cことば D経験
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